毎日なにかと盛りだくさん・・・あっという間に夏休みも終わり、二学期始まりました。
ここのところ、いっこうに更新せずに・・・スイマセン!!
子供たちも学校に行ってくれて時間もできたのに、すっかりパソコン開かない癖がついてしまってました(それなのに毎日多くのアクセス、ほんとうにありがとうございます)
今日こそは、前から書くと約束していた件、
学校の先生方(副校長・担任の先生・特別支援コーディネーターの先生)と療育の先生と私の5人で話し合った内容について書きます。
七月末、学校にて、プチ子のイジメのことについてと、今後のイジメ防止策としての「クラスに対するSST授業」についての打ち合わせを行いました。
これは、夏休みプール講習を登校拒否(2日間)する前から決まっていた面談で、
一学期にクラスでイジメを受けていると分かってから、担任の先生と話し合い、療育先のチルドレン・センターの先生にも相談し、普通級における特別支援の教育プログラムをチルドレンセンターからゲストティーチャーで来てもらって試みる方向で、実現に向けて動き出していたものです。
まず、一学期のプチ子とクラスの様子について担任の先生からお話があり、
プチ子が去年と比べて遥かに話す活動が活発になり(三年生の時から担任の先生です)、周囲の物事や人に対して積極的に頑張っていると、数々の具体的なエピソードを交えて伝えていただき、高く評価してくださいました。
それから、特別支援コーディネイターであり、少人数算数を受け持っておられる先生からも一言。できないことを投げ出さず、粘り強く挑戦する「あくなき探求心」を持っていると褒めてくださり、また、普段の生活を見ていると、掃除のときなど、男子からプチ子に対しての要求が厳しく感じられるとも仰ってました。
副校長先生からは、「プチ子ちゃんの場合は、イジメというほどの事ではないですよね。私はとくに今回のケースはイジメと思っていないです。」というお言葉でした。
深刻なイジメではなく、『からかい』程度だと仰りたいのでしょう。
が、2〜3日前に、うちのパパとの電話で「イジメアンケートにプチ子ちゃんの名前が多数あがっていた。二学期には、区の発達相談の専門家にも相談しようかと考えている。」と言われていた方とは思えず、正直、耳を疑いました。
で、プチ子がただ毎日キツイからかい言葉を浴びせられているだけではなく、
一学期の終わり頃に起きたトイレ事件・・・(男子たちに「男子トイレの中にAKBのあっちゃんのポスターが貼ってあるから見ておいでよ!」と言われ、最初は躊躇して入口から覗こうとしていたプチ子に、「もっと奥だよ!ずっと奥!」とはやし立てて、ついにプチ子が男子トイレに入って行ってしまい、中にいた子達が驚いて大騒ぎになった・・・というもの)の例を上げて、明らかに悪意があるし、プチ子を下に見ているからこそできる行為じゃないか、と申し上げました。そしたら、何もおっしゃらず、黙っておられましたが・・・
イジメアンケートの事を聞き出せば良かったけど、あまり対立するのも良くないし・・・、ケンカしに行ってるんじゃないんでね。そこからは、建設的な話。
プチ子が個別に正しいSSTを練習することも大切だけれども、
クラスの子供達全体に向けて、個々の違いを認識し、他者を尊重するコミュニケーションの仕方を学ぶ機会について、療育の先生に説明していただきました。
最初に学校側に、プチ子がイジメられている対策として、療育先の先生によるSST授業を導入できないか申し入れた時には、
あくまでもプチ子が発達障害だからトラブルが続出していて、その為に、普通級の子供たちに「発達障害への理解」を説明する必要があると捉えられているようでした。
が、療育の先生によると、子供達の中に他者へのイジメにつながるムードがあり、発達障害のプチ子がいるから問題が起こっているのではなく、たとえば、プチ子が転校していなくなったとしても、また別に新たな標的がつくられてしまう土壌があると見受けられたからこそ、子供たちが4年生としての自尊心を高める事を目標として、ゲームなどを通して他者を見る目を養い、クラスのルール作りを学習する、という説明を受けるうち、学校の先生方もたいへん興味を示してくださり、「すべての子供にとって、お互いにコミュニケーションのスキルを学習することができる、非常に有効な授業になりうる」と理解していただきました。
そして、いよいよ明日、そのSST授業が行われます。
今回は、学校に僅かな予算しかないため、あくまでも私個人でお呼びしようと思っていたところ、この前、『こころくらぶ』の内のプチ子と同じ学校メンバーと会った時に、他の学年にも是非同じ学習を広めて欲しいから、みんなで折半しようという事を言っていただき、『こころくらぶ』(うちの学校メンバー限定)がお招きする形になりました。
明日は、許可をいただいて、私とあと二人が見学に行かせてもらいます。
学校では、四年生に向けての有効なコミュニケーションの授業という位置づけで、四年生の担任の先生方全員が見学されます。
また、プチ子の担任の先生の呼びかけで、他の学年の先生方も何人か見に来られるそうです。
担任の先生は、今回の授業を全校的に広めたいと言ってくださっていますし、
『こころくらぶ』メンバーの中には、保護者が学校で土曜日にイベントを開催する活動『土曜日学校』を主催するメンバーもいて、いずれ、その活動にも取り入れていきたいと言っています。
チルドレン・センターの先生は、これまでオーストラリアやアメリカの特別支援教育プログラムにおいて、こうした取り組みをされてきた実績をお持ちですが、日本では、まだこういった、普通級のクラスの児童を対象にしたSST授業をするのは初めてだそうです。
どんな授業になるのか、今から楽しみです!!
ブコ
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余談: 面談の終わりに、副校長先生から、「二学期以降に我が校でも「特別支援の個人指導計画書」を作成することになった。教育委員会からの指導で、今後、力を入れていく。」と、お話がありました。IEP(個人指導計画)の雛形も見せていただきました。
今まで、プチ子が一年生の時から校長先生にお願いし続けてきて、(本来は、H19年に文科省から示された特別支援教育においても、普通級での特別支援を必要とする子への個別指導計画は盛り込まれています)、いつまでたっても実現しないことから、今年の3月には『こころくらぶ』の同志と教育委員会に赴き、ぜひともIEPに着手してほしい!普通級の現場の先生だけでは特別支援のノウハウも分からないだろうから、教育委員会から専門家のサポートをいれて欲しい!と頼みに行った甲斐があり、やっと現実化することになったかと、内心密かに思いつつ(まさか、こちらが裏から手を回したことで、教育委員会から学校に指示が行ったとも言えないので)、じっさい、ほんとうに有り難い事であるし、これから下の学年に入ってくる子には入学時からサポートを受けられるようになるわけだから、感謝感激!で御礼を言いました。(まぁ、教育委員会は3月に約束してくれたのに、なぜ半年もかかるのか不思議だけど・・・)
これでまた担任の先生には仕事を増やしてしまうようで申し訳ないけれど、今後ほんとに教育委員会から専門家のサポートが入って、すべての学校で、普通級でも支援が必要な子供に個別の配慮がなされていく事を願います。
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