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みんなからの激励
 明日は、第一志望の中学校の入学試験日です。
お兄ちゃんは、たくさんの人達に応援してもらって、本番に挑みます。


週末は、塾の激励壮行会でした。

土曜日は、ふだん平日の通常授業を受けている吉祥寺校で。
親も参加していいので、先生方に御挨拶がてら見に行ってきました。

全員、冬季講習で配られた鉢巻を持参し、友達同士や先生にメッセージを書いてもらいます。
校長先生も頭に鉢巻を巻いての登場です。もちろん子供達も巻きました。

「今までやるべき事は、すべてやった!あとは、全力を出し切るだけだ!!」
「最後まで、諦めずに答案に取り組め!」「緊張を良い形で力に変えろ」など、
各教科の先生方一人一人から激励の言葉を頂き、生徒代表の子の挨拶が済むと、
お約束のシュプレヒコールです。

先生方の、吉祥寺の街行く人に聞こえるくらいの大きな声での
「絶対に合格するぞ〜!!!」に続いて、子供達みんなで拳を突き出し、大声を張り上げて「合格するぞ〜」と叫ぶ事三回。
みんな笑顔が輝いて、気力が漲ったようです。


そして、それに引き続き、昨日は日曜の志望校別コースの激励会が池袋校でありました。

こちらは、全員が同じ中学校を目指すわけで、いわば全員がライバルなのですが、
毎回楽しい(とにかく面白いらしい)授業のお陰で、大人が想像するような変な足の引っ張り合いとか一切無く、
むしろ早くから、同じ釜の飯的な仲間意識が芽生えていました。
まだ秋の始めの頃に、お兄ちゃんが野球でいつも大幅な遅刻をしていた時などは、近くの席の友達がノートを貸してくれたり、
逆に最近風邪で休んだ子には、うちのお兄ちゃんが授業内容を教えたりしていて、入学前から親友が出来ていく感じです。
友達同士の鉢巻サインも「コチンコチン(緊張)厳禁!」とか、ユニークなものが多くて、仲の良さが伝わってきます。

壮行会では、このコースは先生方も個性的で、
「私はネクラなので、暗い話ししか出来ません。みなさん、落ちても大丈夫です。別に、人生の中では、ほんの一時のことです。安心して受けてきてください」なんて挨拶もあったりして、笑いを取っていました。いや、きちんと真面目な話をしてくださってるんですけどね。
先生方のほか、志望校の先輩方(去年の塾生)も7〜8人駆けつけてくれて、一言ずつ応援メッセージを言ってくれました。
「緊張してる時は、きっと周りの人も同じように緊張しています」と大人顔負けの良い事を言う子もいれば、
「入学した暁には、水泳部でお待ちしています」と早くも勧誘する子もいて、子供達も大喜びして緊張もほぐれて、和やかに会は進み・・・
クライマックスは、なんとコース長の先生の歌!です。
あんな、200人以上(親含む)の前でアカペラって・・・すごい度胸に脱帽。
森山直太朗の『さくら』の替え歌で、志望校名および周辺地名の連発バージョンでした。
先生の子供達への精一杯応援してくれてる気持ちが伝わってきて・・・うちの旦那は感動して泣いていました。

シュプレヒコールも先生方の即興で、「絶対合格」以外に、
「落ち着いて見直しするぞ〜」だの、
「魂を込めて記述するぞ〜」などと叫んで、
ユニークで楽しい激励会となりました。



その上、応援してくれてるのは、塾だけではありません。

学校の担任の先生とクラスメイト全員からの応援も届きました!
なんと!玄関の郵便受けに、『六年O組 特製 お守り』なるものが・・・

紙を折って出来ているので、中を覗かせてもらうと、先生とクラス全員からの熱いメッセージが書かれているではありませんか!
先生ってば、受験する子の家を一軒一軒回られて配ってくれたのです!!
もう、温かい先生のお陰で、受験しない子にとっては面白くもない事なのに、クラスみんなで応援する雰囲気に持って行って下さっていて、ほんとうに感謝です。


きょう、お兄ちゃんは、落ち着かない気持ちを静める為に、近くの神社までお参りに出掛けました。
すると、ちょうど二階の物干し場から私にも見えたのですが、
道の途中で、元の野球チームのエースである親友君とバッタリ出くわしていました。

彼は、受験なんかせずに野球一筋。いつか絶対甲子園に出て、プロになるのを目指しています。
少年野球を卒団した今は、練習がない平日は、毎日ひとりでランニングをして鍛えているのです。
彼の家は、うちとは学校を挟んで反対側で、この辺までは結構な距離です。
受験をしなくったって、みんな各々の道で頑張っている。

しばらく立ち話をして、バイバイって別れてました。
後で、帰ってきたお兄ちゃんに聞くと、「受験、いよいよだな。頑張れよ!」と言われたそうで。
でもって、お兄ちゃんは「そうなんだ。落ち着かないから神社にでも行って来ようと思って」
すると、さすが元エースでキャプテン「そうか。どうしても緊張する時は、楽しい事を考えてゆっくり休むといいよ」とアドバイスしてくれたんだって。

で、お兄ちゃんに「お前も、自主ランニングなんて頑張ってるな!」とか声かけたのか聞くと・・・
そういう、相手を思いやる事は、一言も思いつかなかったんだと。さすが〜


ま、とにかく明日は決戦の日。

こんなに大勢の周りの人達に応援されるなんて、受験って、ほんと楽しい経験だと思う。
みんなからの期待に応えられるよう、精一杯頑張ってきて欲しいです。



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| こころくらぶ | 22:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
ついに歯医者で!!
 ここ三ヶ月ほど通っている歯医者さん。

いつも、診察の最初に椅子を倒される時、
怖くて背中を付けて一緒に倒れられないプチ子は、
その後でシートに寝転がるのが至難の業だった(一時間かかった事あり)のですが・・・、

ついに今日、自らシートに寝転がることが出来ました!!!

診察の最初ではなくて、途中にコップでうがいをして、再度横になる時ですが。
それでも、ヤッタ〜〜〜!!!


二年前に暫く通っていた時は、
嫌がるプチ子を衛星士さん達三人で押さえつけてもらっての、ものすごい大泣きで、
先生の耳も心配なら、他の患者さんは絶対に恐ろしくなるか迷惑かで、もう来ないんじゃないか・・・
って状態でした。

その前に半年ほど通った歯医者さんは、スタッフ全員が発達障害児に慣れてなく、
プチ子が機嫌良いときは、衛生士のお姉さん達が「プチ子ちゃん、かわいい〜」とか寄ってきてくれるけど、
ちょっとでも泣き始めると、どうしていいのか分からず、私が宥め賺すのを傍観・・・
先生が「また次回にしようか」と言って終わり、
結局六ヶ月経っても椅子を倒すところ止まりでした。(口開けられず)


それで色々調べて、今の、発達障害児でもWELCOMEという頼れるクリニックに辿り着き、
始めはABAのセラピストの先生にも同行してもらっての通院でした。

今のクリニックの先生は、おそらくお子さんの居らっしゃる女の先生で、
いくらプチ子が泣いても動じないところや、
普通なら「いいかげんにしなさい!」とキレたくなるようなプチ子の言動にも、
カッとならずに冷静に優しく対応してくれる所が、すご〜く有りがたいです。


今回の通院は昨年の11月からで、先生も「もう二年生だよね。頑張ろうね」と、
口で説明して怖さを取り除こうとして下さり、無理に羽交い絞めにしない方向で椅子に寝転がれるように根気よく説得して下さったのですが・・・(1時間かけて!)
やはり、そこは自閉症児の乗り越えられないコダワリの壁?
プチ子は、時間をかけて説得されれば、されるほど、身体が硬直して絶対に自分から横になれなくなり、しまいには羽交い絞めにされての治療となりました。

その後、今日までの10回以上の通院は、毎回最初は泣いてしまうプチ子を先生方で押さえて倒し、治療が始められていました。

治療中は、私は横に椅子を用意して頂いて、常に「いま、泣いてないよ!かっこいい〜」「自分で口開けてるよ!すごい偉い」とか声かけをさせてもらってます。

でも、衛星士さん達(ここは、皆ベテランの方々)も、最初は地味に「こわくないよ〜」程度の声かけで付き添ってくれてたのが、
今じゃ一緒になって、「できてるよ!!」「いま、おばちゃん、力入れてないのに、お手々上がってないよ!!」
とか強化子的な褒め方で嵐のように精一杯盛り上がってくれるので、
もうプチ子はどんどん恐怖を克服し、出来る自分を見せようと頑張れるようになりました。

そして遂に、自らシートに横になったのです〜


いま、学校の生活科で、「大きくなった私達」という単元を学んでいます。
その中で、「出来るようになった事」を10個書いていく宿題が出ました。
例えば、縄跳び百回とか。
九九の暗唱OO秒とか。

さすがに、くだらなさすぎて「歯医者の椅子に横になった」・・・とはクラスメイトの手前、書けませんが・・・。
私は書きたい気分!


よかった、よかった




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| こころくらぶ | 16:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
併願パターン ややこしい〜〜(><)
 あったま悪い!だけかもしれないけど、
何度考えても、難しすぎて結局わからなくなってくる・・・受験校の併願パターン。

先週から今週にかけて、二月の受験本番に向け、いまのところ四校ほど出願しました。(2月3日までの分)
本命の学校は2月1日ですが、いろんな事を考えて、5日までの日程で受ける場合のために、あと幾つかまだ願書を取り寄せてあります。
なぜ残りも全部出願しておかないかというと、高いからです。
受験料だけで、一校だいたい25000円かかります。(公立は2000円)

なので、残りの学校を受けることになったら、その時点で(第一・第二志望校の発表を受けて、万が一の場合)、
銀行へ走って振込み証明を取り、学校窓口へ行って出願する予定なのです。(後半に受験日を設定している学校は、直前に窓口受付ありの所多し)

2/1の学校の合格発表は、当日夜にインターネットで、という所もあるけど、お兄ちゃんの受ける学校は、2/3日の朝9:00に掲示板のみにて。

だから、お兄ちゃんは2/3までは、結果が判らないまま一通り受け続ける事になります。

でも、一応受けた後には、手応えなるものは判るわけで、
それを踏まえて、2/3の午前中は、私立と公立の両方にダブル出願してあります。
2/1、2/2の手応え如何により、3日は難関校にするか、安全圏狙いにするか。

そして、ここからが私の頭がこんがらがる山場で・・・

3日の朝は、どちらかにお兄ちゃんを送り届けた後、
前日・前々日の合格発表を見に行って、その結果に寄っては翌日2/4の出願を、これまた一応ダブルで出しに行き、(全然、場所は離れてるんですよ)
お昼までにお兄ちゃんを午前の試験会場に迎えに行って、
近くのレストランか何かで昼ご飯を食べさせたら、
午後の受験校まで連れて行き、(この日は、2/1日校がダメなら2校受けます)
その場で受験料払って出願をしたら、お兄ちゃんを一人試験会場に残し、
杉並に逆戻りしてプチ子の下校を迎え、
またプチ子を連れて港区某校の試験終了6:45PMにお兄ちゃんを迎えにいきます。

その港区某校は、その日の夜22:00にネットで発表があるので、
翌日2/4日は、ダブルで出願しておいた、どちらか一校だけを選んで受験します。
で、子供が試験を受けてる合間に、前日3日の学校の合格発表を見に行って、翌日5日の学校に出願をしに行っておく。(これも逆方向)

・・・と、この辺になると、何が何だか???
A校、B校は、いずれにせよ受けるのだけれど、
C校は、両日が各々どういう結果なら受けるのか。どっちがどうなら、D校にするのか。
A校が万が一の場合、B校の結果のいずれかで、C校とD校のどちらかを選んで、午後のE校がどうなら、翌日F校かG校にするのか。
Aがダメでも、Bに手応え有ったら、Cを果敢に受けにいくのか。
AもBもダメなら、D校?E校が滑り止めなんだから、やっぱりC校?
で、AもBもCもダメで、E校に受かっても、FかGの結果に寄ってはH校まで受け続けるのか?
じゃあ、Fを受けるのは、ABCDEの結果がどういう組み合わせの時???
な〜んて考えると訳判らず。

秋ごろから塾の先生と何度か面談するたびに、第二志望以下の組み合わせを色々とアドバイスされてきて・・・、でも、ここへきて、最近の成績の伸びを見ていると、塾が太鼓判を押していなくて予定になかった学校もやはり試してみたくもなり・・・更にややこしいスケジュールに。

この組み合わせパターン、算数の組み合わせが大の苦手だった私には、
何回、紙に書いて考えても、途中でややこしくて判らなくなるのです。
合わせて当日の実動スケジュールを絡めると、もうお手上げ!

プチ子の登下校だって、三日も四日もご近所さんやお友達んちにお願いするってのも悪いし・・・。

いや〜〜、パパにも朝の試験会場までの送りくらいなら頼めそうだけど、仕事いかんによっては、当てには出来ないしー。

それにしても、3日のダブル出願、合格発表を確認した後で、それぞれの学校に銀行寄ってから出願って、物理的に無理かも・・・?
何より、午後校の出願にも絶対間に合わせなきゃならないし〜。


あ〜〜〜もう、考えられない。

一発で、1日校に受かれ!!




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| こころくらぶ | 20:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
ワーキングメモリー 高まった?
 きょうは、また就学の話しから逸れて、お兄ちゃん話です。

なかなか予定通りにプログラムをこなせず、終了時期を大幅に遅らせてしまいましたが、一日一時間弱のワーキングメモリーを高めるトレーニング、やっと終わりました。(もう〜、受験直前に何やらせてんの?^^;)

で、結果どうだったか。
う〜〜〜ん、正確には、まだ、よく分かりません・・・。

まだ、というのは、ワーキングメモリーの改善が見られるのは、トレーニング終了直後よりも、数週間後、または数ヵ月後のほうが、顕著に現れてくるからだそうで。(統計的に)

今のところ、忘れ物や、うっかりミスが劇的に減ったかというと、そんな事はなく・・・。

ただし、受験の模試などのテストの成績は、すごく伸びました。
本人曰く、「算数の計算の繰り上がりを忘れたりするミスは減った」そうですが・・・、

はたして、計算ミスが減ったのは、トレーニングの成果なのか、
それとも塾の冬期講習などで、みっちり練習を重ねたからなのか、
私には測りかねます。


それでも、お金払って時間かけて頑張らせた分、何となく以前のお兄ちゃんよりは、自分で忘れ物に気が付いたり出来るようになった、ような気はします。
(あくまで、主観です)


毎週末、専属コーチ(臨床心理士さん)から電話がきて、何か分からない事を相談したり、励ましの言葉をかけてもらえたので、子供も私も飽きずに最後までやりきる事は出来ました。


あえて言うなら、何もこの受験直前に取り組ませなくても、もっと暇な時期に余裕をもって取り組んだほうが、集中的にやれたのかなと。判って始めたことなんですが。

ともあれ、それで受験勉強の成績が落ちたなら最悪でしたが、
幸いな事に、一応今のところ、成績は上がり調子なので、まあ、やってみて良かったのかも。



また数ヵ月後に、忘れ物などの注意欠陥に改善が見られたら、報告します。




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| こころくらぶ | 23:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
就学の話 つづき
一昨日の、就学の話、続きです。


同じ区内でも、他の学校の特別支援級(固定級)には、もう少し雰囲気の違う学校もありました。ベテランの先生が、結構スパルタな指導をされていて、子供達もキチンと従う所など。

でも、結局、学区の指定で、我が家の場合は、その、あまり行かせたいとは思えない学校しか選べない事も、後で分かりました。
すんごく遠いんですけど。歩いていくと大人でも片道30分以上はかかる?けど、自転車での送迎禁止!てのも、意味不明だし。

それにしても、その学区指定の特支級は、あまり専門的な指導のできる先生がいらっしゃらない印象でした。
見学会の日程で、丁度、教育委員会の特支課長さんも、その学校に来てウロウロされていましたので、質問できそうなタイミングをみて、
「こちらの先生方は特別支援教育の研修を受けているのか」聞きました。
答えは残念ながらNO。
「赴任が決まる時点では特に研修はなく、実質的には、夏休み等を利用して、任意での研修を進めている現状」ということでした。
「それは是非、着任する前に特支教育についての知識を勉強できる仕組みにして欲しいですね」と申し上げると、「そう、そこなんですよね〜」とおっしゃってました。

後日、盛んに固定級への進学を(園長兼志望校校長の差し金で)勧めてくる、プチ子の幼稚園の副園長先生に、
「先生、そうやって特支級を推薦されますけど、私が見学に行った限りでは、こうこうこういう現状で、教育委員会の方までもが、『そうなんですよね〜』って、言われてたんですよ。」とお伝えすると、
副園長先生と担任の先生で目を合わせながら、ボソッと「・・・言っちゃうんだ〜」(言わなきゃ良い事を)と、ため息をついておられました。

幼稚園の先生方も、表面上は「支援の必要な子一人一人に合った、手厚い指導が受けられる固定級はお勧めよ〜」と言いつつ、その内容のお粗末さを指摘されると口篭るといった所でした。

要するに、健常児達の普通級の学校に、ただでさえ最近増えつつある発達障害の児童をこれ以上入学させて厄介な事にしたくないという思惑が見え見えでした。

厄介なものは、排除する。

学校を運営する先生方にとっては、切実な問題なんでしょうけどね〜、

こちらとしては、家庭で責任持って(シャドーをつけて)極力迷惑かけないようにするから、何とか入れて下さいよ、という堂々巡りの話し合いがまたまた続くのでありました。




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| こころくらぶ | 23:31 | comments(2) | trackbacks(0) |
受験VS就学・・・精神的キツさでは圧倒的に就学に軍配
受験も、就学(発達障害の子の就学)も、どちらも子供の進学先を決める大事なこと。

同列に比較するものではないかもしれないけど、単純に親の立場から両方を経験した上での、シンドさ比較してみると・・・。 

行政側の就学委員会からとやかく言われ、望み通りに進学させてもらえない八方塞がり感からして、圧倒的に就学の方が大変でした。


よく、子供が受験で大変・・・と言われるけど、大変って?何が?
受験勉強は確かにハードで、勉強している本人は、時には落ち込んだり辛くなる時もあるかもしれない。
でも、目標に向かって前向きに頑張ってる。
その努力する姿を、親をはじめ、周りの人も、最近では食品メーカー(キットカット・うカール等)も、こぞって応援している。そこには、希望があります。
大学、高校、中学、小学校・・・の学校側だって、受験生が晴れて合格してくるのを待っている。
みんなが、希望に向かって、ポジティブに努力している長距離マラソン(沿道に旗を振って応援している人達が沢山いる)みたいで、なんとも清清しいじゃあないですか。

かたや、特別支援の就学・・・
なんだか否定される事ばかりのネガティブなパワーを、親だけが跳ね除けながら進む・・・過酷な道程でした。
すくなくとも、我が家の場合の就学は。

うちの学区の特別支援級は、私が期待していたものとは、程遠い内容の授業をするところでした。
発達障害は治るものじゃないんだから、あるがままを受け入れ、何も教えずに、子供達を一箇所に集めてるだけ。そんな第一印象です。

学校見学には、何度も足を運びました。
でも、私が見に行った時に限っては、あまり発達障害の子に対して、一人一人に合った適切な支援をしている、というような印象は受けませんでした。

授業は、学年をまたいだクラス4〜8人程度の少人数で先生が二人ずつ位ついているので、手厚いのかと思ったのですが・・・、

その時は、教室の窓から体操帽を投げ捨ててしまう子がいて、一人の先生は何度かその帽子を取りに外に出ては拾って来られていました。
なぜか、決して、その投げ捨てる行為を注意する事はせず。
まるで、「この子は、言っても聞かない(わからない)」と匙を投げているように見えました。
きちんとABAを使って教えれば、それ位は辞められそうなお子さんなのに・・・。

算数は、一年生から四年生までの5人のクラスを見学しました。
机の上にリンゴが三つ。黒板には1・2・3の数字が書いてあり、「リンゴの数は、どれかな?」という授業でした。一年生には、丁寧で良いと思いましたが、四年生になっても・・・?と不安に思いました。そのクラスは、習熟度別ではなく、四年生までは、全員いるのです。一人一人のレベルに本当に合ってるのか?疑問です。

体育の時間は、一年生から六年生までが、合同で行われていました。
最初は、ウォーミングアップに体育館を10周ほどジョギングから始まりました。
が、全学年が一斉に走るので、一年生の小さい子などは、大きくて太った六年生に追い抜かれザマに突き飛ばされて、転んでいるのです。
それも、たまたまぶつかったのでなく、おそらく相手の事を考えられない調子で突き飛ばしながら進むのですから、たまった物じゃありません。
・・・先生方は四人いらしたのに、一箇所に固まり、見ていません。
体育館の四隅に立つとか、いくらでもやり様があると思うのですが。

まったく、この学校に行かせたいとは思わない学校でした。

なのに、知能的な基準だけで、就学委員会に、そこに決められてしまうのです。

なにを売りに、そこを薦められるのか、さっぱり理解できませんでした。


べつに、世間体を気にして普通級に行かせたいわけじゃないし、
なにか、障害児を育てる事には、真っ向から取り組みたくないとか、
そういう理由で、あの支援級を否定して、普通級に行きたがったわけでは、ないのです。

普通級に放り込んどきゃ、自然と健常児に追いつくとも、思ってません。

むしろ、手間はかかるけど、子供の教育の為に、もっと積極的に取り組みたい。
諦めずに丁寧に教えれば、もっと出来るようになるのに、もっと伸びるのに・・・

目標値を低く見積もるのではなく、一般的な教育の環境の中で、付いて行けない事だらけで苦労するかもしれないけど、やらせるだけやらせてみることで、子供が少しでも伸びる事を期待して、親は普通級を選んでいるのです。(もちろん周りの迷惑も考えて)


就学ネタ、また書きますね。



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| こころくらぶ | 23:27 | comments(2) | trackbacks(0) |
野球と受験
 入試本番まであと二週間。
勉強は、最後の追い込みもほぼ終わり、今はむしろお正月よりリラックスしてます。
あとは体調を整えてベストに持っていけるよう、親が気を抜かずに管理しなくては!(とはいえ、大して何もやってない)
あ、それに肝心の願書をまだ書いてない〜。明日、書くとしよう・・・と言い続けて一ヶ月以上。
来週はいよいよ出願だから、絶対、忘れないようにしなきゃ!

 もともと私自身は中学受験に関心がなく、というより、
小学校時代はノビノビと友達と遊ぶのが大事な時期。
と考えていたので、夜遅くまで塾に行ってガツガツ勉強する事に反対でした。
けれども、このへんの子供達が通う小学校では、
公立の中高一貫校も含めると、受験する子が学年の2/3だそうで
(女子では、受けない子が一人しかいないクラスも有り!)、
四年生頃から周りの仲の良い友達が皆、塾に行き始めると、
我が家のお兄ちゃんも遊び気分で「俺も一緒に行く」と言い出し、
最初は、「結果的に受験しなくてもいいから、学校の授業の補習の為に行かせるか」程度で通い始めました。

でも私は、夜ご飯のお弁当を持って遅くまで塾に通う小学生の生活というものに、とても違和感があったので、
お友達が行っている幾つかの塾の中でも、お弁当を食べずに(休み時間なしで)続けざまに授業をし、帰ってから(または行く前に)家でご飯を食べられる塾に最初行かせていました。

 それでも、うちは野球もやっていたので、土日・祝日は完全に野球三昧。
週末は、朝七時すぎから、夏場は夕方六時近くまで毎週試合や練習が入ってました。
平日の朝も、子供達は自分達で約束して、AM6:00から自主練してました。
前の晩、塾から遅くに帰ってきても、必ず朝は早くから起きて練習に行っていて感心したものです。(←って、私は起きてないから)

五年生までは、うまく塾と両立できていましたが、
六年生になると、塾のほうが週末にも授業が始まってきてしまい、
お兄ちゃんは野球を続けられるように、一緒の塾に行っていた友達と別れて、
わざわざ土日に授業のない塾に転校しました。

他の野球チームでは、「受験をする子は、五年生の時点でやめさせる」という強豪チームもありますが、
うちの監督は、六年になっても両立させて頑張ろうと言ってくれたので、お兄ちゃんは二足の草鞋を続けていました。
(別に弱小チームではありませんよ〜。前の年は、地区大会で準優勝してます^^v)

少年野球は、親の出番も相当あって、家族全員がいつも大変でしたが、それはそれで、とても充実した日々でした。

上位大会進出を目指して頑張っていた、大好きだった野球も、9月の秋季大会でチームが敗退したのを最後に受験のため休部しました。

それからは、ちょうど時期的に塾の志望校別コース(土日)が始まり、通い始めました。
平日は学校が終わると月・火・木曜はバスで吉祥寺校まで行って、
土日は朝から夜まで、昼のお弁当を持って、志望校別コースの池袋校まで通っています。

なんで、こんなに忙しい生活を子供が送るのか・・・
自分が超スローライフな小学校生活を送ってきただけに、
疑問に思わなくもないのですが。

お兄ちゃん本人は、特に何も辛いとは思っていなく、
むしろ、塾も野球も、心底楽しんでやれていたので、
べつに「おしん」のように労働させられているわけでもないし、
今の時代は、これで良いのかな?と思います。

それに、よく考えたら、超スローライフな子供時代を送ってきて、
私自身は大人になっても超怠け者なので・・・
三つ子の魂百まで・・・で、気合の入った小学校生活もいいのかも?
なんでも、やれる環境にいるときに、精一杯やるっていうのも大事だよね。
逆に、いつか燃え尽きるかもしれないけど・・・。

十年後、数十年後、どうなってるんでしょう?
注意欠陥は、少しは直っているのか?
いま頑張ってる事が吉と出るのか、・・・まったく想像できないけど、見守っていこう〜。(^^;)



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| こころくらぶ | 23:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
一月入試、受けてきました!
 昨日の朝は、 家族全員で早起きして、お兄ちゃんの一月受験校の入試本番を受けに、埼玉まで行ってきました。

集合は遅めの8:50分ですが、片道2時間は見て出発。

プチ子は普段どおりに学校へ行かなきゃならないので、おにぎりと卵焼きを持たせて、いつも一緒に登校している御近所の子のお宅に朝っぱらから預かってもらいました。
こういうとき、おばあちゃんとか近くに住んでいたら良いんですけどね〜

プチ子はいつも、お兄ちゃんに連れられて登校しているから、お兄ちゃんとママ達は自分だけを置いて、朝からどこかへ行ってしまうのは不安そうでした。
でも、生まれた時から知っているお宅なので、無事に泣く事もなくバイバイできたけど・・・。

幸い、いつもより早く起こしたにもかかわらず、ウンチを家で済ませられたのが一安心でした。だって、未だにオムツだから。
私がいないと、ウンチできませんからね〜。
行く前に出来て、心置きなく別れられました〜!


一月受験というのは・・・、
通常、東京都内の中学の入試日程は2月1日から解禁とされているので、
埼玉県や千葉県で一足早く入試が始まるのを併願校として受験して、
本命の二月の学校の前の練習とするのです。

うちは、第一志望の学校と問題傾向が似ている学校を選んだけど、
通学するには片道2時間の所だから、受かってもおそらく行きはしないです。
というか、今日の午後、既にインターネットで入試結果が出ましたが、入学手続きに行ってない・・・。手続き期間は明日までだから、もう保険にはなりません。

でも、受けておいて良かった!ことばかりで・・・
まず、上履き忘れました。
あんなに、前日の持ち物チェックを何回もしてあげて、
朝も「受験票は持った?」「忘れ物はない?」と、口を酸っぱくして言ったけど。
次回の本命の日は、具体的に「受験票持った?上履き持った?筆箱持った?」と、しつこく全部聞いてやらなきゃ〜・・・
それに、せっかくこの前、湯島天神さまに行って授かってきたお守りも、持ってくの忘れたし

何より、当日だけでなく、前日の為にも練習になることがあって・・・
というのは、塾の通常授業。
火曜日は、もともと普段は塾のある日で、夜帰ってくるのは10:00近くなるのですが・・・、
塾の先生方が、「一月は、直前だからといって学校を休んだり、普段と違う生活をすると、かえってリズムを崩しかねないから、いつも通りの生活を心がけるように」とアドバイスされていたとかで・・・。

さすが!融通の利かないお兄ちゃんは、翌日早く出なきゃならないのに、
「今日も塾には行く〜!!」と頑固に言い張ったのです。
いくら私が「明日は一応本番だし、朝早いんだから、塾は休んで試験に備えてゆっくりしよう」と言っても聞かず。
結局、夕方、塾に電話して、担任の先生に相談。
「いやー、今日は休んで早く寝たほうが良いよ」と直接言ってもらって、やっと納得したのです。
はぁ〜〜〜、面倒くさい子やなーーーーー!!
しっかし、そんな事、二月の本番直前にはやってられないから、
ほんっと、今回一月に練習できて良かった・・・


そして・・・今回、初めて中学入試の現場に行って、私がものすごく驚いた事がもう一つ。

それは、校門前に塾の先生方が応援に駆けつけてくれて並んでいた事です!!
いや、噂には聞いていたけど・・・
まさか、あんなに大人数だとは!!!
予想を遥かに超えて、総勢かるく200人以上??
   110112_083103.JPG
あまりに面白いので写真撮っちゃいました(そんな人は他にいない)。
この写真だとよく分からないかもしれないけど、
歩道の両脇に、各大手進学塾の先生方が、それぞれ固まって並んでいて、旗など振りかざしてアッピール。(写真の旗は、他塾です・・・)

生徒のほうは(受験者数1000人くらい)、自分の塾の先生のところに寄って、一人一人と握手しては激励の言葉をかけていただきます。(握手は、しない塾もある)

うちの塾の先生は、40~50人は居らしたかな。
ぜんぶ知らない方ばかりで、たぶん埼玉近郊の先生方?(だって、朝7:30頃から来てると思う)でしたが・・・、
うちの塾の場合は、生徒には鉢巻(先生や友達同士にメッセージを書いてもらって)を渡されているので、それを巻いている子は一目瞭然で「こっち、こっち!」と呼ばれて握手会が繰り広げられます。

さすがに、お兄ちゃんは頭に巻いたりしなかったけど、腕に鉢巻を巻いてたら、すかさず見つけられて呼び寄せられ、芸能人か園遊会か?ってな調子で、
先生方一人ずつと握手しては、「がんばってこい!」「ぜったい大丈夫だ!」「落ち着いていけ!」「自信をもって!」「自分を信じて!」など、とっても熱く激励されてました。
50人の先生方が、適当にじゃなく、本当にお一人お一人ずつが真剣に目を見て、両手を握って激励してくれて・・・
なんだか、側で見ているこっちが目頭が熱くなりました。(親は握手しません。当たり前か)

親(付き添いの数も1000人)は、待機室で待ちます。
近くに座った知らない方々から、いろんな中学の情報が聞けて面白かったです。

中学受験って、とかく商業主義に乗っ取られた、詰め込み教育の悪いイメージで語られがちだけど、
少なくとも、お兄ちゃんがここ数ヶ月は野球を辞めてまで頑張って塾に通って、やるだけやった!という経験は、決して悪い面ばかりじゃなかったと思います。

むしろ、スポーツと同じで、一つの事に集中して、目標に向けて努力する事の大切さを学んだと。

親がガミガミ言わなくても、「やったー!今日はoo先生の授業だ〜」「□□先生って、面白いんだよね〜」などと、塾の勉強を毎回楽しみに通ってたし。

先生方は、「あの学校へ行ったら、名物先生がいて、こんな事を学べるぞ。」とか毎回話してくれるので、すっかり憧れてしまい、絶対受かりたい!って、やる気になったし。

結果はともあれ、勉強もスポーツも、真面目に一生懸命に取り組む事が肝心。
それが出来るようになったお兄ちゃんに、まずは一安心。
この先、いつか反抗期で愚れても、まぁいいっか。



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| こころくらぶ | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
野球の豚汁会
 今日から三学期。子供達は寒い中、元気に登校していきました。

昨日は、こないだ卒団した野球チームの豚汁会(一年の練習始めの恒例行事)がありました。
卒団生たちと6年生ママ達も招待してもらえるので、お兄ちゃんは相変わらず塾で居ないけど、
(考えてみたら、12/26〜ずっと二週間以上休みなしで毎日9時間塾行ってたんだわーよくやるよ〜。我が子ながら頑張ってるな〜!)
変わりにプチ子と私で参加してきました。

もう卒団したからには、いままで長年愛用してきたヘルメットと冬のジャンパーをチームに返し、次の世代の後輩たちに使ってもらいます。ヘルメットの名前のシールを剥がし、磨いていると、なんだか寂しい気持ちになりましたが・・・、
                          110110_104756.JPG

きのう、受験生組は全員欠席でしたが、それ以外の卒団生は皆、すでに中学から入る新しいチームのユニフォームを着てきて、練習に参加していて!!! 

・・・みんな、着々と次のステージへと歩み始めてるんだな〜。
シニア(硬式リーグの中学部)のチームへ行って、高校は野球推薦で甲子園を目指す子。
地元の軟式のクラブチームに入って頑張る子。など・・・みんな、本当に野球が好きなんだよね。
(うちは中学の野球部でいいや(合格できたら)、と私は思ってるんですけど・・・なんせ、親が楽そうだし・・・
みんな、既に去年の終わり頃から各チームに体験入部させてもらい、早い子は決めて、そちらの練習に参加しているから、それぞれ違うユニフォームなのです。

こないだテレビで早稲田大学の野球部監督さんが、「斉藤祐樹、大石、福井の三人の教え子が、既に各々違うプロチームのユニフォームを着て、新聞に載ってるのを見て寂しかった」と言ってましたが、まさに、そんな感じの気がしました。


豚汁会は、新役員である現5年のママたちが準備するので、去年は前日から買出し、巨大な鍋を幾つも手配や食器の準備、家庭科室を借りての調理、監督・コーチ達や子供達全員への配膳などで食べる暇もなく忙しかったけど、
今年は呼んで頂いて、6年生ママ達の席まで用意して貰ってゆっくりと味わう事が出来、とっても美味しかったです。

なにより素晴らしかったのが、プチ子が私と離れて、妹ちゃん軍団のお友達と豚汁を食べれていた事です!!
いつも試合や練習の時でも、女の子達と遊びたいけど輪に入れない・・・
結局、お兄ちゃんの応援はさておき、私か旦那のどちらかはプチ子の面倒を見る・・・
そのうち、少しはお友達と遊べるようになるものの、ちょっと遊んでは、すぐに私の所に戻ってくる・・・
・・・と、数段階を経て、最後のほうはついに、私やパパから遠く離れても、女の子達に交じって遊べるようになってきていましたが。
今回、食事をする時までも、離れたテーブルに座って出来たのはスゴイです。
最近の成長、著しい〜〜


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| こころくらぶ | 23:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
えっくんママ講演会
 昨日、つみきの会関東支部の主催によるえっくんママの講演会に行ってきました。

現在12歳のえっくんに、10年前にABAの早期療育を受けさせる為に渡米されて以来、今日までの頑張ってこられた日々を綴った記録「えっくんと自閉症」の著者である末吉景子さんと、そのお友達のセラピストさん二人(現在アメリカでABA療育に携わってる方々)による、長時間でしたが大変勉強になって、励まされるお話しを聞くことが出来る会でした。

「こころくらぶ」の皆も誘ったら、パパさんと共にご夫婦で参加されてのメンバーが来てくれました。
お休みの日に遠い所までパパさんがいらっしゃるなんて、とても子育てに協力的な素敵なパパさんですよね!

最初に、現在カリフォルニア大学大学院の精神福祉科で研究をされながら、LAでABAセラピストとして活躍中の先生のお話がありました。
いまのアメリカの自閉症療育では、ABAの基本のDTT(ディスクリートトライアル)、VB(Verbal behavior)、PRT(Pivotal Response Training)が中心に行われているそうです。
昨日は、主にPRTについて、実際のセラピーの様子のビデオを交えながら、詳しく紹介していただきました。

だいたいプチ子が今まで受けてきたABAのやり方も、確かにDTT(大雑把にいうと机上での1:1の訓練)も多いけど、遊びながら楽しみながらの自然な状況での般化を含めて行っている点では、PRTも含まれていると思いました。
やはり、成果をあげていくには、モチベーションを高めるのが大事なんですよね。
そして、自信をつけさせてあげる事。
最新のアメリカの療育現場の実際が聞けて、興味深いお話しでした。

もう一かたのセラピストさんは、コロンビア大学で特別支援教育を専攻され、現在はサンディエゴでセラピーをされている先生。やはり、セラピーでは、ABA、PRT、TEACCH、PECSを組み合わせて使われるそうです。
療育の基本は、1.Matching  マッチング
          2.receptive language 受容言語
          3.expressive language 表出言語
          4.generation  般化
ということで、楽しくセラピーをすることの重要性を話されました。
それから、実際にセラピーで使える教材を持ってこられて見せてくれました。
木製の学習パズルや、センソリー(感覚統合)のオモチャなど、どれもアメリカから持ってこられた(日本でも似たものはあると思います)面白い教材です。私は、重みのあるベスト(落ち着かせる為に着用する)が印象的でした!

最後はジャンケン大会で勝った人が賞品として頂くコーナーもあり、大盛り上がりでした。
私はジャンケンに弱いからサッパリでしたが。


さて、いよいよ、本題のえっくんママさんの講演ですが・・・

もう、感動しました!!

えっくんの生い立ちから、療育、これまでママさんが努力・経験されてきた事を、余すところなく分かりやすく、時には(というより、つねに)ユーモアを交えて話してくださり、目の前の私達に少しでも役に立つようにとの思いがビシビシ伝わってくる、熱い、そして、優しさ溢れる、素晴らしい講演でした!

自立に向けた療育のポイントとして、今すぐ出来なくても、目標を持つようにというお話しでは、本当にその通りだと思い、私も短期、長期の具体的な目標をしっかり考えようと思いました。

そして、親が療育する場合は、楽に出来ることが大事ということで、タスクアナリシスのレクチャー。
目標行動を細分化して、最後からターゲットにしていくバックワードチェーニングは、ぜひ試してみようと思いました。

セラピーの心構えのお話しでは、とにかく子供が楽しい気分で終わらせる事が大事だということでした。
ここで話されたエピソードが、ちょっと今回私が一番頭が下がるというか・・・、
自分でも面倒くさがらずに見習わなきゃと思ったお話で・・・。 (ここまで専門的でしたが、ここからが深い良い話しです!)

えっくんは、トイストーリーが大好きだそうで、小さいときからトイストーリー1や2は、ママとビデオで百回いや千回以上観てるほどだそうです。
で、最近のトイストーリー3の上映。
この話なら、さすがのえっくんも落ち着いて映画館で観れるかなと、上のお嬢さん二人と共に連れて行かれたそうです。
最初は、ポップコーン片手に、お姉さんの膝に足を乗せて横になってゴキゲンのえっくんでしたが、ポップコーンが切れると・・・パニックになって、脱いでいた靴を投げてしまい、他の座席の観客に当たってしまったそうです!!
えっ君ママは、パニックのえっ君を裸足のまま連れ出し、トイレで落ち着かせ、上映が終わるまで廊下で待たれたそうで・・・
(なにやら、ちょっと前のプチ子に似てますが)

でも、ここからが、えっくんママの凄いところで・・・!

そのままで終わってしまうと、映画館というハードルは永遠に越せないと困るので・・・、
なんと、次の日に、また、えっ君をトイストーリーの映画館に連れて行かれたそうです!
そして、その日はもう、ジュースもポップコーンもなし。
でも、最初の15分までは、えっくんは行儀良く、楽しく観れていたそうです。
なので、その日は、その15分が経過した時点で、映画館を出られて家に帰られたそうです。

これが、セラピー(訓練)を、楽しい気分(=成功体験)で終わらせる事の具体例です。

そして、その週のうちに再び映画館に通われて、最後までえっくんが静かにトイストーリーを観賞することに成功したそうです。

そこまで、実際にやるのがABAです。

えっくんは、最重度の診断をされているそうなので、ABAでの療育を実践していく上でも、我が家のプチ子よりもっともっと大変な思いをされているのは分かってるつもりでしたが・・・、

えっくんママの絶対に諦めない、不屈の努力に勇気をもらいました。

私も、プチ子の出来ない事の一つ一つを諦めずに頑張ろうと!

えっくんは、ずっと言葉を話す訓練をされてきているけれども、なかなか難しくて、まだ言葉が出なくてPECS(絵カード)を使ってのコミュニケーションが中心だったそうですが、最近になって、ついに「ちょうだい」という言葉が言えたそうです!!
(これだって、涙なくして聞いてられません

12歳になっても、決して諦めずにABAを続けられていてこその、発語です!

すご〜〜い

えっくん、頑張れ!えっくんママさん、見習います!

私達、後輩に沢山たくさんエールを貰いました。
ときには、ママがリフレッシュすることが大事というアドバイスも肝に銘じながら、明日からまた頑張ります。

本当に貴重なお話しが聞けて、元気をもらいました
ありがとうございました。




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