スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | | - | - |
サンタさん半信半疑

遅ればせながら、クリスマスの話。

プチ子はともかく。
お兄ちゃんは毎年、どこまでサンタさん信じてるのか?
いいかげんこちらも疑問に思ってるのですが・・・
もしかしたら、とっくに知ってるけど貰えなくなると困るから、親の前では信じてる振りをしているのか?
はたまた、怪しいとは思いながらも、未だにどこかで信じているのか・・・?

何年か前、たしか三年生の頃だったか、「本当は、親なんだって皆が言ってたよ!」と問いただされた時、いつまでも子供らしくいて欲しいと思ってしまった私は、『サンタクロースの秘密』なる絵本まで買ってきて彼を説得。
その本には、まことしやかにサンタのプロフィールや、ソリの性能(時差を利用してプレゼントを配る)やらが如何にももっともらしく(NASAの宇宙飛行士の目撃情報含め)語られていました。

以来、親の前では「分かった!やっぱり俺は信じる」と可愛い事を言うのですが^^;

去年は、クリスマス・イヴ当日の夕方になって、子供部屋の窓のカーテンの陰に隠れて貼られていたサンタさんへの手紙を発見!
「サンタさんへ。僕は、野球も勉強も頑張ります。一日一つ、お手伝いもします。どうか、スーパーマリオ(DSソフト)を下さい」とあって、なんだか無性に可愛くなり・・・、
用意していた物とは全然違ったので、慌てて近所の店に買いに行きました。
うちでは、もともとDSは目が悪くなるから、あまりやらせてくなくて、彼は前から欲しかったけど、決して親にねだる事はなかったのです。

翌朝、願いどおりのプレゼントを見つけた彼は、バツが悪そうに「お父さん、お母さん・・・すいません。サンタさんにお願いしたらスーパーマリオを貰っちゃったんだけど、一日15分しかやらないって約束するから、遊んでもいいですか?」と聞いてきました。

ってことは・・・、もしかして本当にサンタさんから貰ったと信じてたのかな???

ま、それが去年の話で。
今年は、さすがに早い時期から「サンタさんには、PSPをお願いするんだ〜」などと言って、こちらに希望を伝えてくれていました。
私も私で、段々いい加減になってきていて、「高いものだからさ、例のワーキングメモリーのトレーニングを頑張って終了したらPSP買ってあげる」などと言って、自分とサンタが同一人物認め発言してしまったりしてたのですが・・・。

「色はシルバーが良い」と随分前に言っていたので、こちとら早くからシルバーのPSPを用意してたら、また!!!例によって、クリスマス当日ギリギリのサンタへの手紙を発見!
・・・そこには、「PSP(シルバー)」を消して、「(ブラック)」に書き直した跡が・・・

←サンタさんに向けて、外向きに貼ってある

ひょっとして、親を試してるのか?おちょくってるのか?と一瞬思うけど・・・
そんな芸当は全く出来そうにないタイプだし、たぶん本気でお手紙書いたんでしょう。

あいにく、今年はサンタさんも手紙読んでる暇がなかったけど。

シルバーのPSP本体は手に入れたけど、ソフトが一個もないので、受験が終わるまで遊べません。


プチ子ちゃんは、女の子らしく身だしなみを整えるための鏡台。
化粧品のオモチャ、ぜんぶ木で出来ているから、塗ることはできないんだけど、喜んでお化粧してました。  
 ブコ                               101230_002744.JPG

    皆様よいお年を!にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
                にほんブログ村             
| こころくらぶ | 00:48 | comments(2) | trackbacks(0) |
四月から宿題やってなかった!
 ちょっとおぉ〜〜〜!!!

昨日、せっかく兄ちゃんを褒める記事を書いたのに・・・
また、やってくれてました

年末の大掃除のこの時期だけど、お兄ちゃんは毎日朝から晩までお弁当持って塾(12/31,1/1も〜
なので、今日は、お兄ちゃんの勉強机周りは、私が片付けてみました。

すると、出てくるわ、出てくるわ!
いままで、私に渡してなかったプリント類(重要なお手紙含む)、学校に出すべきはずの提出物・・・
もう怖くて見たくない!けど、勇気を出して整理を続けてたら・・・
なにやら「音読カード」なる紙を発見。
続いて、「漢字練習カード」、「漢字テストカード」・・・
いずれも、日付とチェック欄と先生と親のそれぞれ印鑑欄が表になっており、どうやら毎日家でやっていって先生に出してハンコをもらう、という代物らしいのですが・・・

「音読カード」の表、最初の一行目に「4月8日」と記入してあるだけで終わってるし!!!
他のカードは白紙のまま。

六年生になって、音読の宿題はないのかと思ってました

夜、塾から帰ってお腹すいててフラフラな兄ちゃんをつかまえ、問いただすと・・・

「俺だけじゃないよ。他にも忘れてくる奴いるよ」だと!
「なんですって〜!毎回忘れてるのは、あんただけでしょう!」
「まぁ、毎回っていうか、・・・出した事ないから」
なんじゃそれ〜!キーーーーッ

「どうして一学期からずっと出してなくて平気なの?」
「いや、出そうと思ってるけど、忘れちゃうから・・・」
「うそだ!出そうと思ってないでしょう」
「思ってるよ」
「思ってない!忘れないように努力しようとしてないでしょう!」
「思ってるよ」
「先生には怒られないの?」
「怒られてる」

・・・・もう、申し訳なさすぎて、先生に会わす顔ないです。
でも、今日たまたま受験の内申書の事でお電話いただき、即刻謝りました。
先生は、とーっても優しい方なので、「三学期からガンバリましょう」とか言ってくださったけど。

やだやだ!早くワーキングメモリーのトレーニングを終わらせなきゃ。
でも、毎日塾の冬期講習で、やってる時間マジないのよね。
てか、受験まで、あと34日しかないのに、そんな事やってる暇ない〜!



ブコ    どうぞ応援してください→にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
                       にほんブログ村
| こころくらぶ | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
野球はアスペルガー向き

 先日のお休みの日、お兄ちゃんの少年野球チームの卒団式がありました。
そう、六年生のお兄ちゃんは、今月でもって学童野球を卒業したのです

当日は、朝から快晴。
いつも通り朝7:15グラウンド集合に、ここのとこ受験で休部していたお兄ちゃんは、久しぶりに嬉しそうに、でも、ちょっぴり緊張して出かけていきました。
チームに顔を出すのは、九月末に秋の公式戦にチームが敗退した時点で、受験の為に休部を宣言して以来です。
あの時は、最後に監督やみんなの前できちんと挨拶をして休部に入らなければならなかったので、その挨拶の為に前日から緊張してたっけ。
本当は、うちの学年には、あと二人、受験で抜けた仲間がいるんだけど、二人とも夏休み前に受験体制に入ったので、夏合宿も参加して秋季大会まで出たのは、うちのお兄ちゃんだけになっていたのです。
だから、一人だけで皆の前で挨拶するのは緊張する〜!と言ってましたが、でも、立派にきちんと「監督、コーチ、今までありがとうございました。今日まで野球を教えて頂いて本当にお世話になりました。チームのみんな、いままで一緒に野球が出来て、本当に楽しかったです。僕は今日で休部しますが、みんなはこれからも野球頑張ってください。」というような挨拶をしてました。
野球をやるということは、こういうケジメをきちんと付ける事まで教えられて、彼のような世渡り下手にとっては、とても勉強になることが多くて、良かったです。

今回の卒団式のこの日は、久しぶりに受験組も全員揃っての卒業なので楽しみに、そして休部の時よりは全然気楽に・・・それに、パパもコーチ手伝いとして、朝から一緒に二人して楽しそうに出て行きました。

私は、朝一に行ってもウォーミングアップやグラウンド作りを見てるだけだし、この日はもう当番でもなく卒団生の親として送られる側なので、プチ子と一緒に後から行きました。

例年、式の前には、六年生VS親達のソフトボール試合、と納会があります。
私も、最後に我が子が投げる球を見事に打ち、しかしすぐに取られて、親睦試合は終了しました。

納会もそのままグラウンドで、クリスマスプレゼント交換をしてお菓子を食べてから、各賞の表彰です。
MVPは、同級生のエースの子。もう一人の仲の良い子は、首位打者・盗塁王・得点王の三冠に輝きました。おめでとう!!
お兄ちゃんも、辞めてなかったらホームラン賞狙ってたのに、途中で辞めさせて可哀想なことをしたかな・・・?でも、この時期まで二足の草鞋は無理だもんね・・・。

いよいよ卒団式が始まり、コーチたちから一言ずつの挨拶、監督から一人一人への言葉と記念品授与、そしてクライマックスは子供一人ずつが親への感謝の手紙を読み上げる場面です。
みんな各自その子らしい内容でした。
キャプテンの子は、ママも部長として親をまとめる役をしていたことに対して、ちゃんと労いと感謝の言葉を述べて、ママを泣かせていました。
キャッチャーでちょっと太目の子は、お母さんに「いつも朝早くからお弁当のおにぎりを作ってくれて、ありがとう。試合には、飲み物を沢山運んでくれて、ありがとう」と、飲み食い系のコメントに終始して、笑いを取ってたし。
いつも天然系の外野手の子は、「お母さんも毎回、当番・引率・応援などでストレスが溜まったと思います」な〜んて言っちゃうし!みんなひっくり返ってましたけど。
うちのお兄ちゃんといえば、泣かされるかな〜と思いながら前に出たのですが、なぜか出だしが「お父さん、お母さん、長い間お世話になりました」って、嫁入りじゃあるまいし・・・監督達も爆笑して、全然湿っぽくなりませんでした。

花束を貰って記念撮影。
最後は、下級生とコーチ陣たちによるアーチをくぐって退場。GReeeeNの「キセキ」が流れる中、六年生ママ達も一緒にくぐりました。

師走の澄み切った青空を見上げ、もう卒団した我が子のそれまでの野球人生を振り返り、いろいろあったけど、こうして逞しくなった姿を見て、しっかり成長したことを実感しました。

野球をやっていたから、ここまで大きくなれたと思います。
体育会系の縦社会。
監督・コーチの命令は絶対で、言い訳など許されないこと。
大会で優勝するという明確な目標に向かって、皆で一致団結して努力をすること。

どれもこれも、Autism系の子には、慣れれば過ごしやすい環境だったと思います。
練習も試合も、一定のルールに沿って事が運ばれ、監督の指示に従って動けばいいのであって、不意に予測不可能な事態に自分で対応するという場面はほとんどないのですから。

それに、先輩達との関わりや、後輩の面倒を見ることなどからも、どれだけ多くのことを学んだか計り知れません。
ただ小学校に通って同学年の友達と遊んでいるだけよりは、少年野球の縦社会は、対人関係で上手くコミュニケーションをとったり、我慢したりすることを覚える絶好の場所だったと思います。

お兄ちゃんは、今では、外ではKYな発言をする事もなく、チームメイトと和やかに冗談を言い合ったり、エラーした仲間をフォローしたり、率先して後片付けや嫌なことを引き受けたり出来る子になりました。
小さいときは、そういうところが比較的苦手な部分でしたので、知らないうちにSSTみたいな事になっていたのかもしれません。


ここまで育ててくれたチームに、野球に、感謝!です。

  

  101226_130603.JPG





ブコ            よろしくー→にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
                      にほんブログ村

| こころくらぶ | 19:20 | comments(2) | trackbacks(0) |
もう歯医者さん慣れたか
今日は、まだ 行く前の家を出る時から「歯医者さん行きたくない・・・」と怯えた声で泣きそうに言ってたので、相当手こずるかな〜と思いましたが。

「はい、いいから。いいから。歯医者さん行ったら、帰りにスーパー寄ってお買い物するよ〜」と、話しをはぐらかして車に乗せてサッサと出発しました。
駐車場に着いてからも、恐々としてましたが、違う話で気を紛らわせながら歩き、「あ!受付のお姉さん、髪きった」とか関係ないことで気を取られるようにして受付を済ましました。
そして待合室でじっとして緊張が高まらないように、ずっとトイレに二人で入って、「この石鹸、いい匂い〜」とか余計な事で時間をつぶして、あっという間に順番になるようにしました。

プチ子の番になり、診察室に入る時ちょっと心配でしたが、背中を押してサッサと椅子に座らせました。エプロンをかけられた時、やはり既に泣き始めましたが・・・先生が椅子を倒して「はい、寝てください〜」と言われると、意外と頑張って寝転がろうとしました!!
したんだけど、途中の45度くらいの角度でストップしてしましい・・・そこから中々それ以上倒れられません。・・・てか、腹筋すごいです。
でも、先日、セラピスト先生に、倒れるまでの時間を長く取ってしまうとドンドン緊張が増して、開始までのハードルを上げてしまう、と言われていました。
なので、その時点で、私はプチ子の肩に手をやり、無理やり寝かせようとしましたが・・・、予想以上の腹筋力に失敗・・・。
すると、衛生士さんと先生が「お母さん、任せてください」と、ガバっと覆いかぶさって、すぐに治療に入ってくださいました。

あとは、泣き叫ぶプチ子に先生が「静かにしようねー」と言い聞かせながら、口を手でふさぐ真似をすると、次第にプチ子の声も小さくなっていきました。
すかさず、「こえ、小さくなってるよ!」「静かにできてて、かっこいい〜」などと声かけするうちにあっという間に治療は終わりました。


一旦、寝転ぶと、後は早いんですが・・・。

先生方が理解のある病院で、本当に助かってます!
もう、プチ子の今の弱点も掴んでいただけたので、次回はスムーズにいけると思います。


今日の強化子は、プリキュアのリップクリーム。帰りにスーパーで買ってあげたら大喜び。
・・・300円はちょっと高いけど、ちょうど唇も乾燥してきてるから良いっか(^^;)



いや〜、今回の歯医者通い、やっと軌道に乗ってきました。



ブコ        よろしくお願いします→にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
                         にほんブログ村
| こころくらぶ | 23:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
歯医者さん
プチ子は、歯磨きが嫌いです。
自分でキレイに磨くのはまだ難しくて適当にしかできないので、必ず仕上げ磨きが要るのですが、じっとして磨かれるのは苦手ですから、逃げ回ったり、やっとつかまえても口をちっとも大きくあけてくれないので、結局いいかげんな歯磨きになってしまい・・・ついに大きな虫歯ができてしまいました。

二年前にも、やはり同じパターンで虫歯になってます。
そのときが、プチ子の初めての歯医者さん通いになりました。

しかし、もともと病院というところは大の苦手で・・・(おそらく予防接種の嫌な記憶があるのか?)
その頃は、やっと注射をする時だけ行く病院と、普段のかかりつけの病院を分けることで、やっと通いなれた病院なら泣かずにいけるようになったばかりでした(五歳にして)ので、その上、歯医者通いとなると、至難の業でした。

近くの優しい先生で評判の歯医者さんに連れて行ってみましたが、一回目は、待合室で大泣きして固まってしまい・・・「発達障害があります」と伝えていたので、先生も「少しづつ慣れさせていきましょう。今日は、無理しないで」と言われ、そこで帰りました。
二回目は、診察室に入るところで大泣き!→帰宅。
三回目→診察室には入れたけど、そこで大泣き→帰宅。
四回目→椅子に座るところまで→泣いて帰宅。
五,六,七回目→エプロンを掛けてもらうだけでも何回か要する。
八,九,十・・・回目→椅子を倒すところまで、数回の通院を必要とする。

・・・という調子で、半年近く通っても、いつまで経っても口の中を診てもらうに至らず。
毎回、私が「プチ子、頑張って座ったら、ご褒美あげるからね!」「すいません、いま座らせますので・・・」「いま、泣いてなくて偉いね〜!!!」「上手に座れてるよ〜」などと、歯科衛生士さんの見守る中30分くらい格闘して、でも先生が登場して「口をあけてごらん」となると拒絶!「これじゃ診れないから、また来週きてください」・・・で、帰る・・・の繰り返しで、ちっとも治療が進みませんでした。
「大学病院でなら、ベルトで縛り付けて治療する方法もあるらしいですよ。」とアドバイスもいただきましたが・・・、それはちょっと、一番避けたい方法だと思いました。

その間にも、虫歯は進行してたので、どんどん穴が大きくなっていきました。
困り果てて、チルドレンセンターに相談すると・・・、
もう、そこの歯医者さんで治療をしていくのは、プチ子にとって、ハードルが高すぎると。
新たな歯医者さんを探して、一から通い直すのが良いということになりました。
そして、私一人の自分の力では、もうどうにも指示が入らなくなっていましたので、最初はセラピストの先生にも付き添ってもらうことになりました。

ネットで散々検索した末に、ちょっと自転車では行けないけれど、バスや車でなら通える距離に、発達障害のお子さんもOKという歯医者さんを見つけました。
初回は、セラピストの先生と、ベテランの衛生士さんが抱きかかえて押さえつけながら。
もう他の患者さんが来なくなるんじゃないかって言うくらい絶叫しながらでしたが、無事に口の中に器具を入れて治療をしてもらう事ができました。
私は絶叫するプチ子の横で、「プチ子〜、上手に口開けてるよ〜!えらいよ〜!」と大喜びしていました。(たぶん、プチ子には自分の声のせいで聞こえていません^^;)
泣いてはいましたが、口は開けていて、治療を受けることができたので、セラピスト先生と二人で思いっきり褒めちぎり、家に帰ってからもスペシャルな強化をしました。
その調子で数回通ううちに、もうセラピスト先生じゃなくても、私が付き添って「プチ子、いま、ちゃんと出来てるよ」と声かけすれば治療できるようになり、先生や歯科衛生士さんもプチ子をよく分かってくれて、最終的には二人で通えるようになりました。


しかし・・・あれから二年、しばらくぶりにまた通ってみると、プチ子の恐怖心は初期に逆戻りしてました。
先生方は、プチ子に慣れてくれていたので、とても優しく接してくださるのですが・・・、かえってそれが、プチ子を図に乗らせてしまい、意地でも椅子に寝転がらないという態度を取らせてしまったのです。
先週は、私ではなく、先生自らが「痛くしないから大丈夫よ〜。さぁ、寝てみようかー」と説得する事一時間・・・それでも泣いてしまって、身体が硬直して横になることができず、結局最後は羽交い絞めにして治療を行って頂きました。
また今後、横になって口を開けるまでがネックとなるのは分かりきっていたので、その翌々日にもう一度、セラピスト先生にきてもらいました。
その日は、すぐに椅子に座らせて身体プロンプトを入れて横にならせ、即刻治療をしてしまうという流れで成功したので、また次回からは私だけで連れて行きます。

次回、明日です。
プチ子も「明日は〜、歯医者さんで泣かないよ」と言ってます。
まぁ、その場になると泣いてしまうのは目に見えているので期待せずに・・・でも、頑張ってきます。


ブコ         応援してくださ〜い→にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
                         にほんブログ村
| こころくらぶ | 22:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
プチ子の目線
 ワーキングメモリーの成果を次回にアップ予定でしたが・・・
よく考えたら、まだプログラム終わってないので、あと数回やってから、結果報告は来月になります〜(^^;)すいません。

今日の夕方のことです。
私が台所で夕飯の仕度をしている間、プチ子はNHKの「戦争にいった犬アルマ」という番組の、子供向け版のようなドラマ「アルマの伝説」という番組を一人で見ていました。(お兄ちゃんは塾に行っていて居ません)
軍犬として戦地に行かされ、再び戻ることがなかった犬のお話しです。
子供向けの番組でしたが、やはり戦争ものの悲しさは、さすがにプチ子にも伝わったようでした。
突然、居間のほうから「アルマ〜〜〜!!!」と叫び声がしたかと思うと、プチ子がワンワン泣き出したのです。

もともと小さいときから何故かドラマが大好きなプチ子ですが、果たして日ごろ内容をどのくらい理解してるのか疑問に思ってました。

でも、今日の様子だと、かなり理解してるんですね。
「アルマ、死んじゃうの?死んじゃうの?」と何度も私に聞くのです。

料理を中断して、プチ子を抱きしめ「大丈夫よ〜」とヨシヨシしてたら、ドラマが終わって、出演者の裏話のようなコーナーになり、アルマの飼い主の家族で登場していた"加藤清史郎くん”が出てくるなり、「この人、かっこいい」。(@0@)
え?"加藤清史郎くん"といえば、「可愛い!」んじゃなくて?
でも、プチ子に言わせると、「可愛いんじゃなくて、かっこいいの!」だそうで。

そりゃそうっかー、プチ子から見たら彼のほうが年上だもんね。失礼しました。

・・・普段から、プチ子の目線に立って、「こう言ったら分かるかな?」「こんな風に考えるかな?」と、大分プチ子を理解してたつもりですが・・・まだまだ修行が足りてなかった。
プチ子から見た世界は、大人が考える世界とは、ちがうんだね〜。
自分なりの価値観を大事に育ててあげたいです。

余談ですが・・・ことイケ面に関しては、かなり敏感で、常日頃テレビや街頭のポスターをみては、「石川遼くん、好き〜」だの、「スープでおこげの人」(嵐の二宮くん)だの、騒いでます。

こないだも、フィギュアスケートのグランプリファイナルを見てたら、すかさず小塚崇彦に喰いつき、「この人、だれ?なんていう名前?」と騒ぎ始め、私「んあ?こづか〜、え〜っと・・・」と読めないでいると、プチ子「これだよ!ここ読んで!」と画面左上のテロップを指差したのには、ビックリ!
よくそれが名前の表示だと分かったね。
あなどれん・・・イケ面への執着。・・・そうだ!こんど、強化子に使えるかも???



ブコ       ポチっと、お願い→にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
                      にほんブログ村
| こころくらぶ | 23:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
ワーキングメモリーを高める
 きょうは、プチ子ではなく、我が家のお兄ちゃんのことを書きます。

お兄ちゃんは、プチ子とは、いろんな面で正反対の人です。
どちらかというと、自閉的な特質は、お兄ちゃんのほうが強かったかもしれないです?
育てにくさでは、最初の子という事もあってか、相当私は彼の扱いに苦労した記憶があり、プチ子のほうが、知的な遅れの部分を除けば、人間らしい愛情の疎通が最初から出来ていた気がします。

お兄ちゃんは、小6になった今でこそ、あまりにKYなことは言わなくなりましたが、
小さいときは、例えば・・・夕飯時などに、私が「お母さんのご飯おいしい?」となにげなく聞いたとすると、真面目に「いや、美味しくない」とハッキリ言いました。(例えば、です^^;)
こっちが「ガ〜ン!」となってるかどうかも気にならないと見えて、言ったそばから私の顔も見ずに違うことに気を取られていました。
極小さい時から、そういう反応ばかりが返ってくる子でしたから、そのうち私も「子供なんだから正直なのは仕方ない」と受け流してましたが、大きくなるにつれて、このままKYな部分が直らないと、外に出て損をするのはお兄ちゃん本人であると思い、プチ子のためにABAを学び始めた頃から、お兄ちゃんにも、なるべく問題行動がなくなるように、ABA的に接してきました。

他には、小さいときはこだわりが強く、幼児教室でいつもの青い椅子を他の子に取られようモンなら、もう授業にならないくらい怒って泣き叫び、「お母さんの躾はどうなってるのか」ヒンシュクを買ってました。
プラレールが大好きでしたが、遊ぶ時はいつも這いつくばって車両の目線で遊んでいました。
あと、遊園地で電車に乗ると、他のどこでもなく、"車輪"を身を乗り出してズ〜っと見ていました。(危ないっつーの!)
夜泣きもヒドかったです。二歳ごろまで、毎晩夜中の2時か3時になると、眠りが浅くなるのか、一時間以上大声で泣き始めるので、社宅でしたし、静かにさせる為に毎晩立って抱っこして1〜2時間揺らしていました。ほったらかしておくと、益々叫び声がデカクなるだけでなく、泣きながら壁に頭を打ちつける事もあるので、立って抱っこするしかありませんでした。

お兄ちゃんの小さいときが、とても手がかかった印象から、プチ子が赤ちゃんの時は、眠ってばかりで大泣きしない、何でも良く食べ、おとなしくしてるのが、プチ子の障害になかなか気付かない原因だったかもしれません。

でも、お兄ちゃんが小さいときにしても、そのころの私は、「この子は、きっと神経質でオタクっぽい個性の子なんだわ」と思いっきり受容していて(いま思えば)、オタクって独特の探究心とかがあっていいじゃない?というぐらいしか認識してませんでした。
それに、記憶力が抜群に優れていて、くだらないことでも、大人が忘れていても、お兄ちゃんに聞けば大抵何でも覚えていて頭が良い(ように思えた)ところが、あまり成長を心配するに至らなかったのです。

幼稚園の頃までは、園の持ち物にしても、何でも、親が責任持って管理してましたので、それほど気にはならなかったのですが、
まあ〜、お兄ちゃんの一番困る特質といえば、人の気持ちが読めない部分よりもっと目立ってる特性が・・・、何でもうっかりケアレスであるところです。
小学校に上がってから、連絡帳やら配布物の紛失はいつもの事ながら、時にはランドセル自体を学校に置いて下校してきてしまったり、自転車やグローブを公園に置き忘れて失った事件も数回にわたります。このへんでは、記憶力は活かされないのですねー。

注意欠陥をどうにかして改善できないかと思い、実は、先月から「ワーキングメモリーを高める」とかいうプログラムに取り組ませています。
前から、広告などで気になっていたのですが、もっと早く始めれば良かったのに、なぜか、この受験まで一ヶ月ちょっとしかない貴重な追い込み時期に、ぜんぜん勉強と違うトレーニングを一日一時間やらせ始めてしまった私・・・こそKYな母親かも!

毎日学校と塾通いで、ただでさえ家で勉強する時間がまとまって取れないのに・・・、なぜか勉強を中断させてまで、トレーニングと称するパソコンのゲームのようなものをやらせてます。

はたして、その成果はいかに・・・
長くなったので、次回に続きます。



ブコ       応援クリックよろしく!→にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
                         にほんブログ村
| こころくらぶ | 00:25 | comments(2) | trackbacks(0) |
国語のテストが3D???
 今日、プチ子が学校から持って帰った国語のテスト。       
[二学期の漢字のまとめ]  と題した25問が書かれた一枚の藁半紙なんですが・・・  

 たまたま印刷機に2回通ってしまったのか?
 全面、文字が1~2mmずつズレて二重に印刷された問題用紙で・・・
思わず3Dか?と突っ込みたくなるような、見せてもらった私が目がチカチカして具合悪くなるような代物でした。

どう考えても、配布物として有り得ない物で、クラスの他の子たちが黙ってテストに取り組んだとは、考えにくいのですが・・・、プチ子に聞いても何も分からず。
クラスのお母さんに電話で確認しました。

そしたら案の定、他の子の用紙は、そんな問題なかったようで。
プチ子だけが、たまたま運悪く、変な印刷の紙が当たったようでした。

それなのに・・・「先生、この紙、変です。」と言う事も出来ずに、一生懸命に答えを書き込んでるのがいじらしいというか、可哀想と言うか・・・。   

それも、ナント!頑張って、全問に答えが書かれてあり、7割ほど正解してたのです!!
もう〜、普段の漢字の小テスト5問で7割なら、最近けっこう取れてきてるのですが、
こういう学期を振り返って、一編に25問というテストでここまで出来るとは予想外で。
ましてや、こんな3D印刷の紙で
よく頑張ったと抱きしめましたよ〜

多分、採点の時に、先生もギョッとされたと思います。

もしかしたら、よく、『発達障害の子には、このように見えています』とかいう映像にでてくるような世界をプチ子も見ているとしたら・・・、この3D印刷は、見えずらいんじゃなく、見えやすかったりする???・・・わけないか(^^;)

不憫だけど、頑張った!
これからは、「なんか変だな」と思ったら、先生に言いにいけるようになっていって欲しいです。
家で、練習していかないとね・・・。



ブコ       ポチっとヨロシク!→ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
                        にほんブログ村
| こころくらぶ | 23:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
お友達に遊んでもらうには・・・
 うちのプチ子ちゃん、現在小学二年生は、まだお友達と全く対等に遊べるほどの100%完璧な会話のやりとりは出来ません。
「まだ」というのは、今は発展途上だからで、いずれは同年代のお友達と普通に交われるようになるつもりです。今はその為の地道な努力を積み重ねています。

今はまだ、相手のお子さんにしてみたら、ちょっと・・・一つか二つくらい下の子と遊んでもらう感覚でしょうか。
聞かれた事にキチンと答えられない時もあるし、嬉しくなりすぎて関係ない余計な事を言ったり、急に気が散って違う事を始めたりする時もあります。

それでも、二年前には、お友達とは全く話が出来ず、相手の言う事もおそらく半分も理解できず、大人の介入無しでお友達と遊べる事は「なかった」のですから、ここまで、すんごい進歩はしているんです。

最近は、かなり正しい発音で喋れているし、意外と的確なタイミングで突っ込みを入れるなど、歳相応の反応が出来ていることもあり、以前からは考えられないくらい成長しているので、ゴールまであと一〜ニ歩という所でしょうか。

学校では、いまの担任の先生の御指導のお陰で、クラスのお友達みんながプチ子には優しく接してくれるので、大勢のグループ遊びに入れて貰って遊べているようです。

去年の一年生の時は、まだ皆の会話にも付いていけないし、複雑な遊び(ドロケイなど)のルールも覚えられなかったりして、シャドーの先生無しでは休み時間に大勢の中に入るのは難しい状況でした。それでも外遊びは比較的、会話が無くても成立するので、何人かの子とは遊んでいたようです。

今年二年生になってからは、クラスの中でもお姉さんぽい女の子達のグループが、プチ子を仲間に入れて遊んでくれるようになったのですが、おそらくイライラする事もあったのでしょうか、段々からかわれる(というか、イジメられる)ようになっていったようでした。

ある時、学校から帰ってくると、頭が濡れていて髪に石鹸カスがついていたことがありました。
プチ子に聞いても、学校での出来事を正確に私に伝えるのは中々難しくて、「お友達と皆で互いに付けた」のか、「一人だけ付けられた」のか、「自分で付けた」のか把握できません。
「自分でつけたの?」と聞くと、「うん!」と、何でも誘導尋問のように肯定する事もあれば、直後に「ううん違〜う」と、何でも否定したりするので、さっぱり分からないのです。

一応、先生との連絡帳に書いて、翌日に持たせました。
先生は、前の日にもプチ子の髪の毛が休み時間の後に濡れてるのを見て、子供達に聞いてくれてたそうですが、子供達は「プチ子ちゃんが自分でやった」と説明していたそうです。

真相が分からないまま、たまたま、その頃に一学期の保護者会が開かれました。
いつも保護者会のときは、ほとんどの低学年の子供達は児童館に遊びに行きます。
その日も、子供達のランドセルを預かるべく、ママたちが二年生の昇降口で待機していました。私も、プチ子のクラスのママさんと立ち話をしていました。
すると、プチ子の仲良しグループの一人が、わざわざ私達の立ってる所の前までやってきて、しゃがんで靴紐を結びながら「いつもOOちゃんとOOちゃんが、プチ子ちゃんをイジメてる」と言ったのです!しかも、隣に立ってるママさんは、まさに、そのOOちゃんのママです。一瞬、私も飲み込めなくて、「え?」と聞き返してしまった為に、その子は御丁寧にもう一度同じ台詞を繰り返してくれました。

私は、やっぱりそうか〜と納得しましたが、隣に立ってたママさんは気まずい思いをされて、すぐそこにいたお嬢さんに「ちょっと、OO。こっちへ来て。」と声をかけられ、「あんた、プチ子ちゃんに何か意地悪したの?」と聞かれました。当然、お子さんは「してない」と答えたので、ママは「仲良く遊びなさいね」で終わったのですが・・・。

やっと、日ごろの状況が掴めたので、気転を利かせて教えてくれた、靴紐直しのお友達には感謝です。
プチ子が苛められてると分かった事は、それほどショックではありませんでした。
もともと通常級に行くという時点で必ず起きるといわれてましたし。
いや、もっと陰湿な酷いイジメなら違ったでしょうが、仲間の内の一人の子が私に教えてくれたという事は味方になってくれる子もいるんだし、クラス全員が関わったりというイジメではなかったので。

保護者会のあとで、靴紐の子のママから、日ごろお子さんから聞いていることを教えてもらいました。
どうやら、石鹸だけでなく、何回かプチ子に「これ、触ってみなよ」と汚い物をわざと触らせたり、嫌がりそうなことをさせたりした事があったようでした。

担任の先生も、すぐにOOちゃんとOOちゃん親子と話し合って下さいました。

片方のママさんは、その日のうちに、帰りに廊下で私に話しかけてきてくれて、謝って下さいました。
お仕事をされていて、一年生の保護者会にも滅多にいらしてなかった方でしたので(私が最初にプチ子の事をクラスの皆さんに説明した日にも欠席されたそうで)、その場でプチ子の特性をお伝えして、「こういう所が出来なくて、お友達としてもモドカシかったり、遊びに支障が出る事もあるかもしれないけど、どうか仲良くしてやって欲しい」とお伝えすると、驚かれて、「娘に良く話しておく」と言ってくださいました。

もう一人の、子供達の玄関で御一緒だった方は、御自分のお子さんがイジメていたとは、どうしても思えなかったようです。
その晩、担任の先生から私にお電話をいただきましたが、「もう一人の方は、告げ口した子が嘘をついているとお考え」だと・・・先生も困っておられました。

結局、夜になってから、そのママからも電話をいただき、「どうも、先生が誤解しているようだ」と。「うちの子は絶対にやってない」と。「でも、プチ子ちゃんは何て言ってる?」という電話でした。

でも、私には、もう充分でした。
かばってくれる子がいること、先生が即座に対応して下さった事。
イジメていた子達が叱られた事で、「やばい。バレた。もう出来ないな〜。先生の話聞いたら、どうやらイケナイ事みたいだな〜」とでも、思ってくれる事が、もう解決なのです。

そのお母さんが認めたくないのは仕方ないとして、むしろ今後もまだ同じクラスなのですから、お互いに気まずくならない事が先決かなと思えました。

それに、極端な事をいえば、今回こうしてプチ子が仲間にイジラレタ事は、幼稚園の時には、自由時間にクラスのほとんど誰とも関わる事がなく、入園以来ずっと介助の先生としか遊ぶことしか出来なかった・・・(最後の三学期にシャドー介入がされるまでは。)
その孤独な姿に比べたら、苛められる対象になっただけでも、昇格した気分でした。

なので、そのママさんには、これからも仲良くして欲しいとお話ししました。
その後、いつだったか、学校に用事があって休み時間に校庭を覗いた時、プチ子がお友達と仲良く「花いちもんめ」をして遊べている姿を見て、安心しました。

もちろん、ずっと意地悪なんかされた事なく、仲良くプチ子と遊んでくれるお友達だって、いるんです。
一年生の時から、うちに遊びに来てくれたり、呼んで貰ったり。

でも、相手が複数なら、うちに来てもらっても楽しく過ごして帰ってもらえるけど、
プチ子の場合、1対1だと、まだ上手く話せない部分などで、相手のお子さんも退屈になられてしまいます。せいぜい、もって一時間がまだ限度でしょうか。

そこで、なるべく、毎回うちに来るのが楽しいと思ってもらえるように、以前は私が子供の遊びに加わったりしていたのですが、それも相手のお子さんにばかり私が気を取られて、プチ子が除け者になったり、オママゴトに付き合わされても私も疲れるので、秘策を打ち出しました!

いまは、週に一回、遊びに来てもらった内の一時間を、私が子供達に英語を教える事にしています。

それなら、私のペースに一時間子供達を巻き込んで、かつ楽しんでもらえて、プチ子を除け者にせずに面倒を見れて、親御さんに遠くから送り迎えに来ていただくのも、少しは私も気が楽になるので、やらせてもらってます。
・・・といっても、全然プロじゃないんですが。以前、お兄ちゃんの友達のお母さんに頼まれて、お兄ちゃんが幼稚園の時から去年までは(今年は受検だから中止)、近所の子達を集めて歌やゲームをやってたので。
プチ子達も、学校の教育課程が変わって英語が始まったし、ちょうどいい機会かなと思って、始めてみました。幸い、いまのところ、楽しんで通ってもらえてるので、ホッとしています。
プチ子が学校以外でも、お友達とお家で遊べてる姿が見れるのは、毎週私も楽しみです。



ブコ               ポチっと、お願いします!→ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
                                    にほんブログ村
| こころくらぶ | 23:58 | comments(2) | trackbacks(0) |
意地悪な副園長

放課後の園庭でのシャドーが始まり、ようやくプチ子がお友達と関わることが出来るようになってきて、親の私からしてみれば、嬉しい限りでした。
・・・しかし、幼稚園側は苦々しく思っていたようでした。

せっかく皆の鬼ごっこに入れてもらって楽しく遊んでいる最中でも、副園長先生が慌てて走ってきて、「ちょっと!、園庭の真ん中でシャドーの人がみんなと遊ばないでくれる?他の保護者の目もあるんだし」と言われた事もありました。別にシャドーの先生が率先して子供達を指導してたわけじゃなく、元々遊んでいた子達の鬼ごっこの輪の中に、プチ子と先生が入れてもらって、手をつないで走っていただけだったのに・・・

でも当時の私は、とにかく園とケンカしないでプチ子に出来るだけの環境を作ってあげようと決めていたので、すぐに「スイマセンでした」と園庭の端っこに引き下がりましたが、今思い出してみても随分意地悪な対応されてましたね〜。

そういえば、その後もよく副園長先生たちは職員室の窓から放課後の園庭でのシャドーをカーテン越しに覗いては、何やらヒソヒソ言ってたような・・・きっと、御自分達の幼児教育の場を他人に踏み躙られているようで、面白くなかったのかもしれません。
やはりトップ(狸園長)の方針や心構えって、下の先生達に伝わるものだから無理もないのでしょう。
たぶんトップの本音は、障害者は健常児の邪魔にならないように、ひっそりと隅っこで遊んでろ!だったのです。
翌年にはトラブルから転園させらせた発達障害の子もいたそうだし。
そんな発想しかない・・・、いま思えば、特別支援に対しては、かなり不十分な幼稚園でした・・・。

そんな中、 手続きに時間がかかると言われた保育時間中のシャドー開始も、区長さんに掛け合ったお陰か、すぐに三学期の頭から始まる事になりました。
小学校入学まで、あと3ヶ月でしたが、なんとか幼稚園での集団指示に自力で従えるようにする訓練が始まります。

ただ、一週間全部ではなく、予算の都合もあってシャドーは火・木だけしか入れられず・・・、なので、月水金は、今までどおり加配の介助の先生にお願いするのです。(クラスにはプチ子の他にも介助申請をされての入園のお子さんがいたので、火・木も介助の先生はいらっしゃいます)
せっかく幼稚園で、先生方の目の前でシャドーが繰り広げられるのですから、私としては、本当は、介助の先生はもちろん、担任の先生や他の先生にもABAでの障害児への接し方を学んで頂きたかったのですが、区の幼児教育指導要綱とは違うものだという理由で、先生方に伝授する事は誓約書で禁じられました。
入園以来、ずっとプチ子に付いてくれている介助の優しい先生は、「プチ子ちゃんの為になるなら。そばで見守ってますよ」とシャドーの導入を応援してくださいましたが、火木に見聞きしたやり方を、月水金に試すことは固く注意されていたようです。

そういえば、その先生についても、副園長は失言をした事がありました。
介助員になられる前は、元々幼稚園の教諭を長らく勤められていた先生である事を、いつだったか副園長先生が「そうなのよ。プチ子ちゃんの介助の先生は、本来なら介助員になんか勿体無い位の経歴の持ち主なんだから、プチ子ちゃんは幸せよ〜」と言ったのです。そういう先生に介助していただける事は、本当に幸運だと思いますが、「介助員なんかには勿体無い」という表現はどうにかならなかったのでしょうか・・・。


そして、三学期のはじめ、クラスのお母さん方に、今後保育時間中にプチ子のシャドーの先生が入らせてもらう事を説明する機会が、私に与えられました。
念願かなって保育時間中のシャドーが始められるのだから、それについて皆さんに説明する事自体は、苦でも何でもなく、むしろ園長先生がしたくないなら、私から説明させて下さいという気持ちでしたが、当日実際に説明をする段になって、あんなに不快な思いをするとは想像していませんでした。

うちの幼稚園は全員が徒歩通園で、帰りは必ず教室の前に親全員が迎えに集まってから降園なのですが、そこで担任の先生がいつも通り、明日の持ち物など連絡事項を述べた後、「この後、プチ子ちゃんのお母様から、お話があるようです。」とだけ言って、私にバトンタッチ。
と同時に、職員室に副園長を呼びに行かれ、副園長が廊下に出てきて、こちらをジーっと監視するかのように腕組みしながら見つめている中で、「明日から、クラスに保育時間中もシャドーの先生がプチ子に付かせて頂く事になります。どうぞよろしくお願いします」というようなことを言わせて貰いました。
仲の良いママさん達は、良かったね!と喜んでくれていましたが、あまり事情を知らないママさんからは、「幼稚園側は承諾した上での話なのかしら?副園長先生達から一言もないなんて、プチ子ちゃんのお母さんが今日、勝手に言い出してるのかしら?」という声が聞かれたのです。もちろん、その場ですぐに違うと。きちんと許可を取って、きょう発表させてもらったとお伝えしたのですが・・・、そう取られ兼ねないような、副園長の「幼稚園としては不本意なんだけどね〜」オーラ全開の立ち姿でした。



ブコ                  応援ぽちっとお願いします→にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へにほんブログ村                                                                                                                                                                                  

| こころくらぶ | 22:45 | comments(6) | trackbacks(0) |
Page: 1/1   

Calendar

   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< December 2010 >>

Entry

Profile

一日一クリック、応援よろしくお願いします!

ポチッとお願いします!

ぽちっと!

Advertisement

Search

Comment

Archives

Category

Link

Feed

Others

Mobile

  • qrcode

Sponsored Links