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はじめてのABAセラピー
2008年春、当時すでに五歳、幼稚園年長さんになってから、やっとプチ子はABA療育を始める事ができました。

もっと、早くにABAの事を知り、もっと小さいうちに始められてたら、もっと今頃出来る事が増えていたかもしれない・・・という思いはあります。

発達センターの先生に「ABAというのを始めようと思います。」と話したら、
「ああ、ABAね、知ってますよ。まあ、何でも試してみるのは良いんじゃないですか」と。
「なんだ〜、知ってたんなら、『こういう療育法ありますよ』とか教えて欲しかった!」と私。
すると、「こういった公の施設で、特定の指導法を紹介はできませんからね〜」って・・・
そんな〜堅すぎるし、不親切だし、情報公開の義務はないのか?と、突っ込みたくなりました。それに、ABAに限らず、ありとあらゆる治療法を紹介すれば、特定のを支持したことにならないんだし。

その頃、保護者の育児相談(いま思えば何の役にも立ってなかったかも?)に通っていた発達クリニックのお医者さんに至っては、「ABA!?ダメですよ!あんなのロボット製造でしかない!私が見たことあるのは、覚えた事を繰り返すだけで、その場の状況に全く合ってない事を話す廃人をつくるだけでしたよ!」と、ボロクソに貶していました。
・・・なぜ?ABAに何か恨みでもあるのか?と思えるほどの全否定しちゃってる様子に、どう考えても、あまり正確な知識もないのに、過去の間違った知識と先入観で、患者に威張りたい人というふうに、私の目には映って、逆にその先生に不信感を抱きました。


でも、実際のABAのセラピー(臨床行動心理学の治療なので、こう言います)は、素晴らしいものでした。

まず、子供が楽しめている!!!
あれだけ、いつも、発達センターの個人指導でも、STさんのレッスンでも、言われた通りにできなくて、ダラダラふざけたり、癇癪起こしたり、椅子から逃げたりしていたのに、ABAセラピーでは、初日から椅子にきちんと座って課題に積極的に取り組む姿が見れたのです。

それもそのはずで、ABAでは一つの課題にかける時間のメリハリがはっきりしていて・・・
例えば、「あ」という音の発音の練習をするとしたら、三回なら三回(シールなどを三枚、目の前に用意して見せる)、先生の真似して言えたら、即椅子を降りて、好きなオモチャで遊べる。・・・というように行われるのです。
それは子供にも見通しを立てやすく、この数回頑張れば、すぐに楽しいことが待っているとわかるからこそ、モチベーションも高く取り組め、集中してやれているのでした。

そして、少し遊んだら、また次の課題。を繰り返す三時間です。
先生は、アメリカ人のようなハイテンションで、たかが「あ」を一回言えただけでも、超〜〜褒めてくれます!!プチ子も、気分良くならないわけがないのです。

初回は、
●「き」と「は」の言語模倣、(→この頃は発音悪すぎて、ママ以外の人には何言ってんだか聞き取れなかった)
●「あ、い、う、え、お」の口角模倣、
●舌を出す、
 舌を左右に動かす(→うまく出来なかった)、
 舌を上の歯に付ける(→ほとんど出来なかった)、
 歯をカチカチさせる。
●物の名前「みかん、はさみ、うさぎ、ぶた等」の受容(言うのではなく、理解しているか)、
●物の名前の表出(言う事)、(→犬しか言えず。イチゴ、太鼓、猫、は絵カードを見せられてもいえませんでした。)
●動作模倣「バンザイ、ぶた、うし等」(→人の真似をする事自体が苦手なため)、
●自分の名前(→これも、他人には聞き取れない発音)、歳(→言えなかったので、いわれた通りに真似して)言う。
●指示の受容(座って。〜を貸して。などの指示に応える)
などに取り組まれてました。

いま、記録を見てブログ書いてますが、五歳にして衝撃的な出来の悪さですな〜(@_@;)

これらの課題の一つ一つの間に、ご褒美(遊びや、抱っこやオンブなど)を入れていく訳です。

プチ子は本当に楽しそうに、集中してやれていました。
私も、この先生なら安心して任せられると思いました。

この日から、毎日三時間、平日は五日間、つまり週に15時間のABA集中介入が始まったのです。

その前の週に行われた、今後の指導直前の家族ミーティングで、
担当の先生(毎日、家に来てくれます)を紹介され、
東京支社のトップのスーパーバイザーに面談を受けた時から、
誠実な印象を受け、何と言っても、その経験からくる圧倒的な「任せなさい」オーラに信頼が持てて、私は心の底から「助かった!これでプチ子は助かった!!」と思っていました。(ToT)

どんどん発達が遅れていくプチ子にしてあげられる有効な事が何もなかった状況から、
一転して、頑張ってやっていくべき事がある!という状況になった幸せは、何事にも勝るものでした。


        つづく

ブコ
| こころくらぶ | 23:27 | comments(4) | trackbacks(0) |
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Comment
同じ幼稚園に通っていましたので、当時5歳のブチ子ちゃんがABAを始めたと、ブコさんから聞いていました。

はたから見ていても、当時のブチ子ちゃんの成長は短期間で目を見張るものがありました。言葉の発音・文章がしっかりしてきましたし、介助の先生がいらっしゃらなくても、お友達と一緒に幼稚園のお仕事(お茶の入ったやかん運び)をしていたのを覚えています。

私もうれしくて、介助の先生に「ブチ子ちゃん、すごい成長しましたね」って言ったら先生も「そうなんですよ、私は少し離れて見守っているだけなんですよ(^v^)」と嬉しそうに話されていました・・・。

ちょうど二年前、年長組さん最後の幼稚園の運動会でしたね。全員リレーでもブチ子ちゃんは頑張りましたね。完走したブチ子ちゃんに我が子の力走以上に感動して涙が止まらなかったことを思い出しています。


こころくらぶのブログ、そして、ブコさんの記事をきっかけに、ABAが広く知れ渡り、同じ悩みを抱える人が大勢救われる日がくることを祈っています。

これからも応援しています。

Posted by: エノピン |at: 2010/10/17 2:42 PM
幼稚園のときから、いつも側で見守ってくれて応援してくれてて、ありがとう。

一昨年の運動会では、担任の先生に「リレー参加が無理」と言うような事を言われたけど、それから頑張って『走ること』をABAで練習して臨み無事に完走できて、みんなが泣いて喜んでくれたの、忘れません。

療育って、ほんとにひとつひとつの積み重ねで、根気も労力も時間も必要とするけど、確実に成長が見られると、それは大人にとって至上のご褒美になるんですよね。

子供の笑顔が見れるなら、また明日からも療育を頑張ろうって思えます。

これからも、よろしく!
Posted by: ブコ |at: 2010/10/17 4:04 PM
初めまして。現在小学3年生、通級に通っている男の子です。
IQ57で軽度知的障害です。
就学相談で固定級を薦められたのですが、普通級も経験し揉まれてほしいという気持ちもあり、学校内の通級に行っています。しかし、知的に遅れのある我が子は学校内の情緒障害学級では辛いものもあり、来年から学区外の固定級を薦められています。毎年、固定級を…と言われ続けてきました。
ただ、踏み切れない所があります。身辺自立や普段の生活、会話では支障はなく、理解力が低いために学習面で支障があるだけなので踏み切れないのです。ここでABA療育のことを知り、ぜひ教えていただきたく、連絡しました。よかったら教えていただけませんか?
Posted by: そらまめ |at: 2013/07/09 11:49 PM
そらまめさん、
一昨年にいただいていたコメントに今更の返信でもう遅すぎますが・・・
今はABAされていますか?
普段の生活などに支障がなければ、学習面であれば、通級の指導でなんとかいやっていけそうかと思いますが、その後、どうされているのでしょう・・・
楽しく勉強できていると良いです!
Posted by: ブコ |at: 2015/05/31 10:47 AM








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